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この記事でわかること
- 不倫の慰謝料の相場(離婚する場合・しない場合)
- 慰謝料の金額を左右する7つの要因
- 慰謝料を請求できる相手と請求の流れ
- 慰謝料が増額・減額されるケース
- 請求にあたっての注意点と必要な証拠

「慰謝料っていくらもらえるの?」──これは浮気が発覚した方が最初に抱く疑問のひとつです。結論から言うと、離婚するかしないかで相場は大きく変わります。具体的な金額と、金額を左右する要因を解説します。
パートナーの不倫が発覚したとき、感情的な怒りと同時に「慰謝料はいくら取れるのか」という現実的な問題に直面します。
慰謝料の金額は一律ではありません。婚姻期間、子どもの有無、不倫の期間、離婚するかどうかなど、複数の要因で大きく変動します。この記事では、裁判例をもとに具体的な相場を解説します。
不倫慰謝料の相場一覧
不倫の慰謝料は、離婚するかしないかで大きく異なります。
| ケース | 慰謝料の相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 離婚する場合 | 200万〜300万円 | 婚姻関係が破綻した場合の精神的損害が大きいため高額になる |
| 離婚しない場合 | 50万〜100万円 | 婚姻関係が継続するため、損害が限定的と判断される |
| 別居に至った場合 | 100万〜200万円 | 離婚には至らないが生活が破壊されたケース |
上記はあくまで一般的な相場です。実際には個別の事情によって50万円以下になることも、500万円以上になることもあります。
慰謝料の金額を左右する7つの要因
裁判所は以下の要因を総合的に考慮して、慰謝料の金額を判断します。
要因1:婚姻期間の長さ
婚姻期間が長いほど、慰謝料は高額になる傾向があります。
- 婚姻期間1〜3年:相場の下限付近
- 婚姻期間10年以上:相場の上限付近
- 婚姻期間20年以上:さらに増額される可能性
長年にわたって築いた信頼関係を破壊したことに対する精神的損害が大きいと判断されるためです。
要因2:子どもの有無と年齢
- 未成年の子どもがいる場合→ 増額要因(子どもへの影響が考慮される)
- 幼い子どもがいる場合→ さらに増額要因
- 子どもがいない場合→ 中立的要因
要因3:不倫の期間と頻度
不倫期間が長く、頻度が高いほど慰謝料は増額されます。
- 一度きりの過ち:減額要因
- 数ヶ月の関係:標準的
- 1年以上の継続的な関係:増額要因
- 数年にわたる関係:大幅な増額要因
要因4:不倫の発覚後の態度
- すぐに関係を断ち、反省している場合→ 減額要因
- 発覚後も関係を続けている場合→ 大幅な増額要因
- 嘘をつき続けた場合→ 増額要因
要因5:不倫した側の経済力
相手の年収や資産状況も考慮されます。高収入者には高い金額が認められやすい傾向にあります。
要因6:精神的・身体的な被害
- 不倫のショックでうつ病を発症した場合 → 増額要因
- 不眠・食欲不振で通院が必要になった場合 → 増額要因
- 自殺未遂に至った場合 → 大幅な増額要因
診断書や通院記録があれば、証拠として提出できます。
要因7:不倫相手の認識
- 既婚者だと知っていた場合→ 不倫相手にも慰謝料を請求できる
- 既婚者だと知らなかった(知り得なかった)場合→ 不倫相手への請求は認められにくい
慰謝料を請求できる相手
不倫の慰謝料は、配偶者だけでなく不倫相手にも請求できます。
| 請求先 | 条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| 配偶者(パートナー) | 不貞行為の事実があること | 離婚しない場合、家計からの支出になるため実質的な意味が薄い場合がある |
| 不倫相手 | 既婚者だと知っていた(または知り得た)こと | 不倫相手の身元特定が必要 |
| 配偶者+不倫相手の両方 | 上記の両方を満たすこと | 合計で二重取りはできない(連帯責任) |
慰謝料請求の流れ
ステップ1:証拠を揃える
慰謝料請求に必要な証拠を収集します。
- 不貞行為を証明する写真・動画(ホテルの出入りなど)
- LINEやメールのやり取り(肉体関係を示す内容)
- 探偵の調査報告書
- ホテルの領収書・クレジットカード明細
証拠として認められるものについては浮気の証拠完全ガイドを参照してください。
ステップ2:内容証明郵便で請求する
弁護士を通じて内容証明郵便を送付します。これが最も一般的な請求方法です。
内容証明郵便には以下を記載します。
- 不貞行為の事実
- 請求する慰謝料の金額
- 支払い期限
- 応じない場合の法的措置の予告
ステップ3:示談交渉
相手が請求に応じれば、示談書を作成して合意します。示談書は公正証書にすることをおすすめします。公正証書にしておけば、不払いの場合に強制執行が可能になります。
ステップ4:裁判
示談が成立しない場合は、裁判で慰謝料を請求します。裁判には6ヶ月〜1年程度かかるのが一般的です。
慰謝料が増額される5つのケース
- 妊娠中に不倫された場合(精神的ダメージが特に大きい)
- 不倫相手が配偶者の友人・知人だった場合(裏切りの度合いが大きい)
- 不倫が原因で家庭崩壊した場合(離婚+子どもへの影響)
- 発覚後も関係を継続している場合(反省の態度がない)
- SNSなどで不倫を公言していた場合(社会的な名誉毀損)
慰謝料が減額される3つのケース
- すでに夫婦関係が破綻していた場合(別居状態など)
- 不倫が一度きりだった場合
- 不倫した側がすぐに関係を断ち、真摯に反省している場合
夫婦関係が破綻している場合、慰謝料請求自体が認められない可能性もあります。
よくある質問
慰謝料の請求に時効はありますか?
はい、あります。不倫の事実と不倫相手を知った時から3年、または不倫行為があった時から20年で時効が成立します。時効が近い場合は、早急に弁護士に相談してください。
証拠がなくても慰謝料は請求できますか?
請求すること自体は可能ですが、相手が否認した場合に立証できません。裁判で慰謝料を認めてもらうには、不貞行為の証拠が必要です。証拠が不十分な場合は、探偵に調査を依頼することを検討してください。
不倫相手の身元がわからない場合はどうすればいいですか?
探偵に身元調査を依頼するか、弁護士を通じて携帯電話番号から身元を特定できる場合があります。弁護士会照会(23条照会)という制度を使えば、携帯番号から契約者情報を取得できます。
慰謝料は分割払いにできますか?
示談交渉の中で分割払いに合意することは可能です。ただし、分割払いの場合は途中で支払いが滞るリスクがあるため、公正証書を作成しておくことを強くおすすめします。
慰謝料に税金はかかりますか?
原則として、慰謝料は非課税です。精神的損害に対する賠償金は所得税の課税対象にはなりません。ただし、慰謝料の名目で受け取った金銭が実質的に財産分与に該当する場合は、贈与税が発生する可能性があるため、税理士に確認してください。
弁護士費用はいくらかかりますか?
相談料は初回無料の事務所が多く、着手金は20万〜30万円、成功報酬は獲得した慰謝料の10〜20%が一般的です。弁護士費用を差し引いても手元に残る金額を事前にシミュレーションしましょう。
まとめ|相場を知った上で、最善の判断をする
この記事のまとめ
- 離婚する場合の慰謝料相場は200万〜300万円
- 離婚しない場合の相場は50万〜100万円
- 婚姻期間・子どもの有無・不倫期間などで金額は大きく変動する
- 配偶者だけでなく不倫相手にも請求できる
- 慰謝料請求には不貞行為の証拠が不可欠
- 時効は3年。早めの行動が重要
慰謝料の金額に正解はありません。大切なのは、相場を理解した上で「自分にとって最善の選択は何か」を冷静に判断することです。

